mfromkの日記

日記です

  • 歯医者。根元を消毒するために針金をガツガツ刺しているのは確かに恐怖ではあるのだが、合間の研磨でどうしても眠くなってしまって、一瞬意識を失ってしまったのを先生に「痛いから口を閉じた」と勘違いされてしまった。そして相変わらず根元に届かず、次回専門の病院を紹介するかもとのこと。うーむ。
  • ヤドンが沢山出るかもしれん、と家族が競馬場に行くのに付き合って南武線に乗ったはいいが、結局途中駅で降りてうろうろして1匹ゲットできただけだった。他の新ポケモンは結構捕まえられた。しかし新ポケモンの造形がどいつもこいつも対女子供専用なので「やっぱり今プレーヤーおっさんだらけなんだな・・・」と思わずにいられないのであった。しかし1つだけ、なんだあのワニは。誰がああいうのを求めてるんだよ。おっさんだってあんなルックスも動きもキモいワニ嫌だろうよ。

  • 例えば戦車や戦闘機はかっこいいと思うし身に付ける迷彩柄のミリタリーグッズも好きだし、大戦略やシビライゼーションなんかのゲームも面白いし戦争を題材にした物語も面白いと思う、という自分がいる。一方で戦争に巻き込まれるのなんか絶対に嫌だし例えば自分が戦争で怪我とかしたりするならともかくほかの誰か、たとえ知らない人でもいわゆる「無害な一般人」がリアルに血を流しているのなんかテレビ越しで見ていても本当に悲しくなってしまうし、たまにゲームの画面上で死亡ステータスになるキャラクターに対してとんでもなく悲しい気持ちを持ってしまう、そんな自分もいる。この二つの自分がそれぞれ見ている戦争は別物なのだ、と思うしか、矛盾を解消する手立てはいまのところ持って無いのだけど、それでも何か歪んでいるような気がして不安になる。
  • という話しが前提にあって、政治家や大企業のトップの不祥事やらで地味アンド高価そうなスーツを纏ったおっさんがテレビ画面の中で何か言ったり頭を下げている姿、新聞の社会面以外のページで見れば政治的/経済的な出来事で「どうなるんやろなー」などと思って終わるんだけど、ふと「このおっさんも家に帰れば奥さんやお子さんやご両親がいて心配してるんだろうしトイレに入った瞬間深いため息ついたりするんだろな」と考えると滅茶苦茶可哀相になってしまって、この矛盾を解決できなければ、俺は本当の社会人になれないのではないだろうかと勝手に思ったりしている。

  • それ町、期待を裏切らない面白さで爆笑しながら読んだが最後は大号泣であった。「これ誰だっけ…あ!あのときのおっさんか!」とかもうそういうのばっかりで。家族に「笑ったり泣いたり忙しいねえ」と言われた。ちなみに一番爆笑したのは森秋の母登場のコマで、ああこういう人いる…いるわ…そして絶対こういう感じの息子だわ…何しろ家は鎌倉だわ…という思いが一瞬に脳内を満たしたし出オチもいいとこだろ彼女は!寝起きの紺先輩のシーンも笑ったけど彼女に全部持ってかれてしまった。
  • 九井諒子のおまけ読みたさに初めてハルタを買ったんだけど何か全部絵柄が同じに見えてしまうしコマ割の癖まで一緒に見えてくるのでずっと同じ漫画を読んでいるようでよくわからなかった。いや、何か面白かったのはあったような気はするが…。あ、おまけ本は最高でした。

  • 昨日今日と森鴎外舞姫がネットでdisられまくられており、舞姫という作品disから森鴎外そのものまでdisられ始めて先日の日記に星新一のことを書いた自分としては「大伯父さん・・・」と思わずにいられない。
  • 小学校だか中学校だかの頃、大好きな星新一の大伯父の作品だということでがんばって舞姫を読んだ。慣れない文体でもそれ程長くないのでなんとか読み終えたが、当時の自分も「えと・・・この主人公、エリスに薄情過ぎだしエリス超可哀相としか思えないけどなんか主人公のほうがすっごい可哀相風に描かれてるし、大人になるとエリスじゃなくて主人公の悲劇、というふうに解釈できるようになるんかな・・・」などと戸惑ったのだった。ストレートに「主人公クズじゃねえか」と思わなかったのが当時の自分の精一杯の空気読みである。
  • それ町がついに最終巻となってしまい、俺は悲しみに暮れ、作者のツイッターアカウントその他ネット情報をチェックし、購入特典を厳選し、とらのあなで全巻収納ボックス付き16巻とイラストカード付き廻覧板と2冊同時購入特典のカード2枚をつつがなくゲットしたのであった。オタクグッズの極みのようなアニメカラーに彩られた漫画収納ボックス、こういうものに身銭を切ってとらのあなのでかい紙袋を提げて新宿を歩くのすごい快感を覚える。

  • 皮膚科。右の肩甲骨がクソ凝っているので何となく肝臓がやばい的な何かもしれないと思って血液検査してもらおうかと思っていたのに言うのを忘れてしまった。しかし生検の痕の同じ場所に発疹が出来たことと治ると平らになる発疹ができるようになったということを報告。「ピークは越えたのかな・・・」と先生は言っていたが、これ治るんですかね、という問いには「うーん、難しいですね・・・」としか答えず、聞くんじゃなかったと暗澹たる気持ちになった。たまにこの気持ちがぶり返す。この病気でさえなければ好きな服を着て半そでを着て海に行けるのに。血の汚れなど気にせずに何も考えずにソファに横になれるのに。風呂から着替えまでに1時間もかけずに済むのに。風呂場の鏡から目を背けずに済むのに。つり革を掴むたびに自分の事を「うわキモ」と思わずに済むのに。誰かの視線の端に自分の手の甲が入った瞬間にその人に「「うわキモ」からの自己嫌悪」を思わせずに済むのに。周囲の人は自分の手の甲を無視してくれる。何故無視するのかといえば当然「何か病気なんだろうな・・・」と思っているからだろうしはっきり異様なこの手を「異様」と認めてしまった彼らは無視する優しさを持っているからこそその瞬間自己嫌悪を抱かざるを得ない。俺は皆の自己嫌悪製造機だ。

  • カラオケを練習してきた。ちょうど空いていたのが十数名収容できそうな無駄に広い部屋で気持ちよく歌えた。結果97点越えが2回出せたし全体の平均は94点くらいだったのではないだろうか。今後の課題は、気に入っている声色で高得点を出すことと(そのときは気持ちよく歌っているのに録音を聞くとひどい声だったりするので)、高得点のレパートリーを増やすこと。最近の曲もうまく歌えるようになっておきたい。

  • 家族と巨大ブラックサンダーを作成した。縦18cm、横12cm、厚さ2cmくらいのずしりと重い何かが完成したが、原材料のチョコは冨澤商店で厳選したキャラメルフレーバーとスイートのブレンドなのでとても美味い。混ぜるだけだったけどいい仕事をした。あと餃子も皮から作成。種を完全に自分好みの味付けで作ったが、実家の味を思い出した。うまかった。5個ずつに小分けし、全部で25個ほど冷凍した。
  • 谷口ジローが亡くなってしまった。自分の大学時代、星新一が亡くなったときに、これまで当然のように自分の日々の中に存在し、これからも存在し続けるだろうと根拠も無く信じきっていた、何にも代え難いと思っていた重要な存在が突然ぱかんと欠けてしまい、「うそでしょう?」と思っても泣いて悲しんでも、もう彼の新作がこの世の中に生まれることは無いという紛れも無い現実が、代え難いその場所にずんと鎮座したような今まで味わった事のない気分になったものだが、そのときと大滝詠一が亡くなったとき以来の気分だ。もう彼の新しい作品はこの世に生まれてこないのだ。つらい。悲しい。