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- 昨日に引き続き熱があったが、皮膚科を予約していたので仕方なく御茶ノ水へ。しかし普段の先生が休診で別の先生がおり、マスクをした自分を見るなり「顔ですか?」などと聞かれ思わず「は!?」と聞き返してしまい超ションボリング。とりあえず三週間分の薬をもらい現状維持。午後は会社にお休みをもらい、家でじっとしていた。
- 家でじっとしている間、huluで映画を2本観た。「キャッチミーイフユーキャン」と「サカサマのパテマ」。どちらも前知識ゼロであまり期待もせずに観たのだが、どちらも良かった。
- 今までトム・ハンクスが出ている映画をトム・ハンクスとして意識しながら観たことがなかった(もしかしたらそもそもトム・ハンクスが出ている映画を見たことがなかったかもしれない)のだけど、キャッチミーイフユーキャンのトム・ハンクス、表面上は自分自身の感情を全く気にも留めずにひたすら仕事に打ち込む男が、電話越しに犯人の孤独を見抜き、自身が孤独だからこそ彼を理解することができた、という演技がとても素晴らしいと思った。レオナルド・ディカプリオが最後にフライトに行く前にトム・ハンクスが通路で追いついて会話するシーン、たまらん。あとレオナルド・ディカプリオの父親がいい味出してた。
- サカサマのパテマは見始めた直後に人間の造形があまり好みでないことに気づいて、さらに悪役がいかにも悪役という所作で意外な内面とかそういったものがあまり期待できそうにないことに気づいて「ああ…」と思ったのだけど子供向けアニメだ!と割り切って見たらまあ手と足の裏をフワッフワさせられっぱなしの正統派ジュブナイルであったのだ。設定に突っ込みどころはたくさんあるが、何よりパテマが最初に空を見下ろして恐怖するシーンからずっと、彼らが手を繋いで移動しているところは最後までハラハラせずにいられなかった。ああいう演出はアニメでしかできないしアニメでなければあんなに引き込まれなかっただろう。エンディングテーマがエスペラント語というのも素敵。